丹波市の歯医者 あせい歯科

哺乳瓶が口呼吸に与える影響

ちょっと難しいかもしれませんが、哺乳瓶で授乳された新生児は哺乳瓶をくわえて寝た姿勢になるため、重力により舌が後方に移動し、同様に口腔咽頭の気道のスペースを減少させることになります。さらに、哺乳瓶の乳首はゴムまたはシリコン製で母親の乳首と耐変形性が異なり、他人(通常は母親)が哺乳瓶をもって乳首を口の中に保持します。このため、赤ちゃんは舌で口蓋を押して乳首を保持する必要がなく、哺乳瓶からミルクを絞り出す必要もなくなります。これにより上顎骨にかかる圧が少なく、発育が刺激されなくなります。さらに哺乳瓶の乳首を完全に口唇で封鎖しないので、空気を口に引き込むことができ、口呼吸を促すことにつながります。また、赤ちゃんを横にして、寝かせて授乳させるため下顎が落ちて口から空気を吸えるため、口呼吸を促す要因になります。よって、母乳を与えるときのようにできるだけ横にならないように抱っこして授乳した方が良いと思います。

投稿日:2025年7月19日  カテゴリー:未分類

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