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小児のむし歯予防

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小児のむし歯予防について

永久歯列虫歯ゼロの綺麗な歯並びで風邪や喘息、アレルギーなどの呼吸器系疾患もなく、よく食べよく寝て、何事にも前向きで健康的で活発に育つお子様の育成を目標にしています

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5歳ぐらいまでなら子供の歯に虫歯があっても、きちんと虫歯治療と予防処置を繰り返すことですべての永久歯28本を健全歯のままの状態で完成させることは可能です。

また、成長過程において口呼吸と主とする様々な習癖などが原因で口腔機能の発達が遅れていたり、正しく使えていないお子様が増えてきています。

新生児から10歳くらいまでにしっかり口腔機能を発達させることが大切になってきてます。

虫歯ゼロの方の共通点

1. 定期健診に来られシーラント、フッ素塗布をおこなっている

6歳臼歯が生えるころから12歳臼歯が生える学童期は一番虫歯ができやすい時期と行っても過言ではないでしょう。

甘い食べ物が増えていく時期です。

この時期までに歯科衛生士から間食・甘食指導、仕上げ磨きを含めた清掃指導を受けて頂き、PMTC、フッ素塗布を行い虫歯予防の習慣を身につけていきましょう。

2. 甘いものに気を付けている

PHの低いソフトキャンディ―、飴、チョコ、炭酸飲料、スポーツドリンクなどは酸蝕症の原因になりますので、お口にしないように気をつけましょう。

しかし、遠足、クリスマス会、社会見学などイベントの時は許してあげましょう!

3. 特に就寝前の歯磨きを念入りに行っている

歯表面白濁化(初期う蝕)

歯に一番弱い歯頸部(歯茎に近いところ)が白濁しているが気がつかず穴があくまで放置する中、高生が多いです。

歯表面白濁化
歯表面白濁化

フッ素洗口剤によるホームケア

フッ素洗口剤

エナメル質の白濁のみで実質欠損のない(歯がかけていない)状態であれば効果があります。

市販のマウスウォッシュでない医薬品ですので使用法は歯科衛生士が説明いたします。

フッ素塗布

イオン導入法によるフッ素塗布

歯科衛生士が定期健診で来られる方に1ヶ月から半年に1回行います。

6・12歳臼歯のシーラント

シーラント

生えたばかりの大臼歯(大きな奥歯)はとてもデリケートで虫歯になりやすいので、歯の溝を樹脂で埋める予防処置が効果的です。

これをシーラントと言います。

シールすることで溝の黒変を防止します。

6歳臼歯は6歳で、12歳臼歯は12歳で生えます。

生えたらシーラントと覚えて下さいね。

乳歯の虫歯治療

乳歯の虫歯治療

乳歯に修復治療が必要になる虫歯ができてしまっていた場合、当院では、奥歯であれば大人の治療で行うのと同じ方法で治療をします。

なぜなら、CR充填(白いプラスチック)と違って丈夫で一回治療を行えば乳歯が抜けるまで外れることが滅多にないからです。

何度も外れると奥の歯が手前に移動しあとから生える永久歯のスペースがなくなって歯並びに影響します。

また抜けるまで長持ちするので経済的です。

何歳から治療可能か?

小児のむし歯予防

3歳半~4歳になると虫歯の治療の説明が理解できるようになります。

子供がいきなり泳げないのと同じように、虫歯治療も初めは理解できなかったり上手に治療を受けられなかったりします。

しかし、スタッフが説明とトレーニングを繰り返すことで上手にできるようになりますのでご安心ください。

上手にできてもできなくても、ご褒美(ガチャガチャメダル)を差し上げています。成功体験を重ね、楽しんで来院できるようになります。

また中には、治療の内容や大切さは理解できているのに、感受性が高く上手に治療が受けられないお子様もいらっしゃいます。

このような場合は、笑気鎮静法を行う事で気持ちが楽になり無駄な力を入れず治療が受けられるようになります。

小児口腔機能管理とは

小児口腔機能管理とは

口腔機能には、「食べる」、「呼服する」、「話す」などがあり、日常生活において重要な役割を果たしています。乳幼児期、学童期は特に歯の生え変わりや顔の骨格の成長により著しく変化 しますので、成長に合わせて口腔機能も発達していきます。しかし、成長過程において、歯や口、鼻などの疾患や様々な習癖などが原因で、口腔機能の発達が遅れたり、正しい機能を獲得できないことがあります。

このような状態を“口腔機能発達不全症”といいます。

「お口ぽかん」が見られたり、「食べ方」や「話し方」に不適切な状態が 見られる場合には口腔機能発達不全症が疑われるかもしれません。

そこで、必要に応じて検査や指導等を行い小児期に健康で正常な形態と十分な口腔機能の獲得を目指します。